ジャパン ブリューワーズ カップ (JBrC) 概要

JBrCの沿革

JBrCマーク「「ジャパン ブリューワーズカップ」(JBrC)は、2014年新規に開催されることとなったコーヒー抽出の国内競技会です。JHDCがペーパー・ネルドリップに特化した競技会であるのに対し、JBrCではより幅広い抽出器具の使用が許されています。またJBrCは、「ワールド バリスタ チャンピオンシップ」「ワールド ラテアート チャンピオンシップ」などと並んでWCEが開催する国際競技会の一つ、「ワールド ブリューワーズ カップ」(WBrC)の国内大会と位置づけられ、JBrC優勝者には、日本代表としてWBrCへ出場の権利が与えられます。2014年は、JBrC2014優勝者である尾籠一誠さん(株式会社サザコーヒー所属)が日本代表として、イタリア/リミニで開催されたWBrC2014にてその技を競いました。歴史ある日本のコーヒー抽出技術を世界にアピールするとともに、日々変化し多様化していくその技術を広く啓蒙・普及していくことを目標としています。

競技について

競技はWBrCのルールに則り、WBrCの国内大会運営規約にしたがって行われます。競技会は予選競技会と、準決勝/決勝競技会で構成されています。予選競技会では「必修サービス」として競技者は公式の焙煎豆を使用、純粋に味覚のみが評価されます。また、準決勝/決勝競技会では「オープンサービス」として競技者それぞれが焙煎豆を持ち寄り、その豆の魅力を抽出技術とプレゼンテーションによってアピールします。

見どころ

JBrC「ジャパン ブリューワーズ カップ」は、ペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレスなど機械的動力を伴わない手動の器具を、競技者が自身で選択し抽出技術を競う競技会であるため、そこから生み出されるコーヒーの味わいも多様であり、コーヒーの魅力をどのように引き出すか、技術や知識とともに、競技者の個性と創意工夫が問われます。

競技風景